2013年3月26日火曜日

はじまりました





















「モダニスト 上村一夫の世界」本日10時よりスタートです。

70年代初頭、「同棲時代」で社会現象ともいえるブームを巻き起こした上村一夫。もともとは絵の道を志し、美大卒業後はフリーのイラストレーターとして活動を始めた彼は、盟友・阿久悠との出会いにより、劇画家となって以降も、さまざまな企業広告や雑誌・レコードジャケットなどの仕事に携わり続けました。今企画は、そんな上村一夫のイラストレーター/デザイナーとしての側面にスポットを当てようというものです。その諸作を通じて発揮された、広告デザイン出身ならではのモダンでグラフィカルな構図や色彩感覚は、様々な分野で新しい表現が生まれていた60~70年代の空気を如実に反映すると共に、唯一無比のオリジナリティにあふれ、今なおヴィヴィッドな魅力を放っています。すでに上村一夫の作品に親しまれている方もそうでない方も、上村一夫の知られざる魅力を“発見”していただければ幸いです。



昨夜、東京から原画を手に駆けつけた上村オフィス汀さんと恵文社スタッフの方々と搬入作業。筆跡も生々しい原画を手に、ああ、上村一夫がこれに触れ、魂を注ぎ込んだのね…と内心ドキドキしながら額装し、壁にレイアウトしてゆきます。本や小物はアンティ—クの本棚やガラスケースを使って展示。40年もの歳月を経た作品たちが、恵文社さんならではのアンティークな空間と絶妙にマッチしてます。

本日初日は平日になりますが、11時前から上村オフィスの汀さん(上村一夫の娘さん)が在廊。いろいろ貴重なお話が伺えるかと思いますので、皆さま、ぜひお越しください。



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